山内図書館のあるあざみ野駅から早渕川源流へ向かうコース
を散歩しました
今日はとってもいい天気。あざみ野駅前のスーパーで水を買っていざ出発!
神明社
まずは「牛込の獅子舞」の行われる神明社を目指します。
地図を見ながら歩いていったのに、目印の宮の橋を通り過ぎてしまいました…。
気を取り直して道を曲がると目の前には急勾配の坂がそびえます。
今日はイタリアンでランチをしっかり食べたから、消化せねばと坂を上ります。
毎年10月の第2土曜日に「牛込の獅子舞」が行われる神明社は小さな可愛らしい社です。
神社の鳥居をくぐると、少し涼しく感じるのはなぜかしら。
鳥居の横の白い花が風でゆらゆらしていました。秋の獅子舞が楽しみです。
「みんなが本を好きになってくれますように」とお願いをしましたよ。
満願寺
住宅街を歩いていくと、綺麗に剪定された大きな木のあるお寺が見えてきました。満願寺です。
400年以上もの歴史を持つ真言宗のお寺で、本山は奈良・長谷寺です。
江戸時代は徳川2代将軍秀忠公の正室、江姫の化粧領で現在も川2代目将軍秀忠公と江姫、
6代将軍家宣公、7代将軍家継公、9代将軍家重公の位牌が安置されているそうです。
山門がしまっていたので中に入ることはできなかったのが残念でした。
荏子田横穴古墳
それにしても暑い。皆さんお家の中で涼んでいるのか殆ど人が歩いていません。
くじけそうになるのをぐっとこらえて荏子田横穴古墳を目指します。
そしてまた坂道…。
坂を上り切ったところの荏子田朝日公園にそれはあります。
どくだみの白い花が咲いていました。
ひと気のない公園の一角にフェンスが貼ってあり、「かんかん穴」と呼ばれている古墳がありました。
なんだかちょっと怖い。
ここに1400年くらい前の人が埋められているなんて、時間の不思議を感じます。
平川の大燈籠
両脇に畑のある道をずんずん進みます。
何が育っているのかな?
静かで畑を渡る風の音が聞こえます。
風車がくるくるくる。
市民利用の農園もありました。
畑を抜け、道路わきに大きな燈籠が見えてきました。「平川の大燈籠」です。
江戸の薩摩屋敷に奉公していた娘さんが貰い受けたとか。
でも、こんな大きなもの記念に貰っても…。
大燈籠の鹿の模様は丸いおしりがかわいらしい。
もっとよく見たいけど、お日さまが眩しすぎて…。
だんだんバテてきましたが水分補給しながら前へ進みます。
大燈籠の角を右に曲がると竹林の中に筆子塚があります。
寺子屋を開いていた岩崎太左衛門を偲んで教え子たちが建てたようです。
この辺りは道路わきにたくさんの花が咲いていて綺麗です。
白、ピンク、紫、青、そして初夏の緑。
竹林がさわさわ揺れ、
黄色い花が皆お日さまの方向を向いて咲いています。
小高い丘から青葉の町が一望でき、五線譜のような電線がまっすぐ青空に。
あ、また畑です。
背の低い木が並んでいます。よく見ると小さな実が!
桃がなっているのを初めて見ました。
枝の先ではなく、木から直接まるい実がなるのですね。早く大きく甘くなってね。
保木薬師堂
さて、散歩ももう少しでおしまいです。保木の交差点までやってきました。
今回の最終地点「保木薬師堂」に到着です。
1221年に造立された「薬師如来坐像」は、僧・尊栄の作で、高さ85.5㎝の寄木造の像で鎌倉時代の傑作とされています。
昭和58年に県指定重要文化財に指定され、現在は県立博物館に寄託されています。
近々県立博物館へ会いに行きたいと思います。
薬師堂に隣接して建っているのは江戸時代初期に創建されたとされる「十社宮」。
「十社権現社」と呼ばれ、隣接する薬師堂と共に祭祀が行われていたようですが、明治の神仏分離で十社宮と改められたそうです。
お堂の屋根に組み合わされた木が美しい。
日本の大工の技術の高さがうかがえます。
ぼんやり屋根を眺めていたら、サッカー帰りの小学生が境内を通り抜けて行きました。もう夕方!あっという間に2時間半くらい経っていました。
薬師堂へ行く前にチェックしていたパン屋さんへ寄って、美味しいパンを買いました。
コーヒーをサービスしてくれたのでウッドデッキでひとやすみ。買ったばかりのパンも一つパクリ。
あーあ、せっかくランチを消化したと思ったのにね。
このレポートは5月末のある暑い日に歩いたものです。
自然がたくさんのこのコース、きっと季節が変われば咲いている花も違うはず。
今度は植物図鑑を片手に歩いてみたいと思いました。