このコーナーでは、おすすめの本をさまざまな角度からご紹介していきます。

今回は山内図書館が開催している「小学校での読み聞かせ講座全3回初級編」でおすすめしている本の中から学年別にご紹介します。講座受講者のコメントも載せましたので参考にしてください。読み聞かせの本を選ぶとき、だれかに読んでもらって聞いてみるとその本のことがよくわかります。
参考のために、読み聞かせにかかるめやすの時間を付記しました。

新学期の読み聞かせにおすすめの本(学年別)

新しい環境での生活が始まる季節、期待と不安を胸に歩き出す子ども達の自立や新しい出会いを応援したいですね。新しいクラスの友達と一緒に楽しめる、とびきりの心温まる絵本を読んであげてください。
ロングセラーで馴染みの本が多いですが、クラスの友達と一緒に読んでもらうことは、共有できる読書体験となるはずです。子ども達にとっては常に新しい本なのです。

「どうながのプレッツェル」

マーガレット・レイ/ぶん H.A.レイ/え わたなべしげお/訳 福音館書店 1978年 (約7分)
紹介文
ダックスフントのプレッツェルはドッグショーで一等賞を取り大得意。でも大好きなグレタは「どうながなんて だいきらい」と言います。しかし、ある事件が起こりグレタはプレッツェルの本当の思いを知ることに…。
講座受講者のコメント
主人公のいじらしさが伝わってくる。お話はシンプルだが、どんでん返しもあり、とても楽しい。男の子も女の子も楽しめそう。

「あおい目のこねこ」

エゴン・マチーセン/さく せたていじ/訳 福音館書店 1965年 (約10分)
紹介文
むかし、あおい目の元気なこねこが、ねずみのくにをみつけに出かけました。お腹がペコペコでも、青い目を笑われても、へこたれません。お話の本のようなつくりの本ですが、ページをめくるたびに魅力的なこねこに出会えます。
講座受講者のコメント
あおい目のこねこは、とっても前向き。青い目も印象的。こねこらしさがほほえましく、次のページの絵が楽しみになる。

「かもさんおとおり」

ロバート・マックロスキー/作 わたなべしげお/訳 福音館書店 1980年 (約15分)
紹介文
カモの夫婦が子育てのためにボストンのまちにやってきます。そこには、カモたちにとって良いことも恐いことも…。カモの家族を守るためおまわりさんも大活躍!
講座受講者のコメント
カモの家族が楽しく行進する様子が良く、周りの人間の温かさが感じられる。繊細でやさしい絵が心地よい。

「ロバのシルベスターとまほうの小石」

ウィリアム・スタイグ/さく せたていじ/訳 評論社 2006年 (約3分)
紹介文
ロバのシルベスターは、幸運にも魔法の小石を見つけますが、そのまほうで石になってしまいます。シルベスターのお父さん、お母さんはわが子を探すのにあらゆる手を尽くすのですが…。
講座受講者のコメント
シルベスターや、お父さん、お母さんの気持ちが強く伝わってきて、ひきつけられた。子どもたちにもいろいろな感情が生まれるように思う。

「ちいさいおうち」

バージニア・リー・バートン/作 石井桃子/訳 岩波書店 1965年 (約15分)
紹介文
むかし、いなかに建てられたちいさいおうちは、丘の上から季節が美しく巡るのを楽しみましたが、やがて道路が作られ、家が建ち、遂には電車や地下鉄、高層ビルがひしめくようになってしまいます。ちいさいおうちの運命は…。
講座受講者のコメント
まちの発展や環境の変化を上手に伝えていて、大人も子どもも引き込まれる。遠くから見ても絵が美しく、手にとって近くで絵を隅々まで見たくなる。

「はなのすきなうし」

マンロー・リーフ/文 ロバート・ローソン/え 光吉夏弥/訳 岩波書店 1954年 (約10分)
紹介文
牛のフェルジナンドは、ひとり静かに花のそばで過ごすのが好きでした。ところが、ひょんなことから闘牛場に登場することになります。フェルジナンドはどうなるのでしょうか。
講座受講者のコメント
絵は白黒だが、古さを感じさせず、絵に引き込まれる。自分らしさを大切に思えるとても興味深いお話。

有麟堂学校図書室向け冊子「ほんのムシ」

この冊子「ほんのムシ」は学校図書館さん向けにお送りしている情報誌です。

出版情報

書店ならではの出版情報をお届けします。